「……一応。私普段ペット扱いなので(笑)」
「桃杏ちゃんかわいいからね〜」
ほ、ほめられた…
でもペットっぽいことは否定してくれなかった〜…
「こんなかわいいペットなら俺が飼ってあげようかな〜」
そう言って私の頭を撫でようと手を伸ばす青山くんの腕を、すかさず払ったのは。
「…会長?」
他の誰でもない、会長だった。
………今目の前で、なにが起こったの?
なぜかニヤニヤした青山くんを尻目に、戸惑う私の腕をとってどんどん進む会長。でも、掴む力はちゃんと加減してくれていて全く痛くなくて。
それに私はまたキュンときた。