次の日からは、
前と同じように目が合えば
馬鹿を言い合って
笑いあって
部活でも張り合って

アイツと話さなかった2週間より
はるかに毎日が楽しかった。


これで良かったんだ。
私はアイツのなんなのか、
わからなかった日々より
アイツの最高の友達でいられる毎日の方が
断然楽しいし、スッキリしてるんだから!

初恋は実らないもの!
私にだって絶対に好い人があらわれるんだから!




でも、時たま思ってしまう。
門倉の思わせぶりな台詞を…

なんであんなこと言って来たのか…
友達には言わないよね?て。


そうやって、また期待してしまう自分がいる



私の友達としての演技の腕は上がる一方で
アイツには見破られることはなかった。


でも本当は心で毎日泣いてる。


でも本当は気づいて欲しかったんだ。



あ、また期待してる。