誠の華−ヒルガオ−





「朝餉が終わったら近藤さんと山南さんと総司、新八、雪、山崎は俺の部屋に来てくれ」



賑やかな朝餉の刻に土方の声が広間に響くと一瞬で広間は静かになる。



鬼の一声恐るべし。



土方が広間から去ると広間に賑やかさが蘇る。


「雪さん、雪さん!!この後土方さんに呼ばれてるんですよね!僕がお皿片付けておきますよ!!」



「え、でも…「それは助かるなぁ裕次郎!なんかごめんね、ありがとう!」



「お前はいい奴だな!!感謝する!!」



雪が断ろうと声を出したが、それを遮るように…と言うより遮って総司と新八が感謝の意を述べた。



まぁせっかくの裕次郎の厚意を踏みにじるのはよくないしお願いしちゃおうかな。



「じゃあせっかくだし甘えちゃうね。ありがとう!」


ニコッと笑って立ち上がる雪に続いて総司、新八も部屋を出ていった。



「……えぇ〜」


項垂れる裕次郎の肩にポンッと誰かの手が乗った。


「裕次郎、言っちゃったもんはしょうがねえから頑張れ。俺も手伝ってやっから!」


「か、数馬さぁぁあん!!」


「気持ち悪い声出すな!!そして抱きつくな!!!」



そんな裕次郎と数馬の姿に広間は笑いに包まれた。