「そう言えば凛はまだ生きてるのか?」 永倉が思い出したかのように聞くと土方は「あぁ」と頷いた。 永倉はそれを聞くと表情は少し明るくなる。 「土方さん、俺に凛を処刑させてくれ。俺はあいつをこの手で殺らなきゃ前に進めねえんだ」 事情は分からないが永倉の憎悪に満ちた顔に土方は首を横に振った。 「仇はまた新たな仇を生む」 それだけ告げると土方は話を断ち切るように再び文机に向かった。 永倉は悔しさに歯軋りをしながらもグッと堪えて土方の部屋を後にした。