私が泣き止むと一君は私の手を握って屯所まで一緒に帰ってくれた。 一君はまだみんなと呑みたかっただろうな。 少し申し訳ない気持ちになるがありがとう、とだけ言って今日は寝かせてもらった。 布団に潜り、目を瞑ると再び総司と小鈴の姿が浮かぶ。 何よ、こんなに小鈴に嫉妬してまるで総司に恋してるみたいじゃない。 ……恋? もしかして私…総司に恋してるの? それを認識した途端に顔中に熱が溜まって行く。 総司は私のお兄ちゃんみたいな存在だったはずなのに…いつから私は……。 『雪、起きてる?』