「雪!ここは良いからお前は二階を頼む!!」 「はい!!」 平助達の傷を治してから暫く下で戦っていた雪だが近藤に頼まれ慌てて上へ駆け上がった。 土方隊も到着したしきっと下はもう大丈夫。 それよりも上では総司が戦っているはずなのに刀のぶつかる音が一切聞こえない。 ジワジワと広がっていく不安を胸に抱え階段を登り切るとスパーーーーーンッッという豪快な音と共に襖を開けた。 そこで雪が見たのは既に息の絶えた志士たちと共に床に倒れた総司と今にも窓から飛び降りようとする吉田稔麿の姿。