◇
「ーーで、あるからですね、来週のー……」
委員会は、思ったよりもかなりの時間を費やしていた。
私はかなり目立たない図書委員会というヤツで。
地味なくせに、拘束時間はどこのそれよりも長いという、人気ワーストナンバーワンの委員会だ。
最初の委員会決めで、ジャンケンに負けてしまったからしょうがないんだけど。
「はやく終わんないかなあ」
なんて、ペンをくるくる回しながら小さくつぶやく。
終わる時間なんて、気にしたことなかったけど。郁也が待ってるとおもうと、うずうずしてしまってしょうがない。
こういうとき、自分でも気持ちの変化についていけなくてビックリするし、意外と郁也のことがすきなんだなあと気づかされる。
「朝日さん、なんか予定でもあんの?」
ふいにそう話しかけられて肩がピクリとはねた。
私は別に目立つ存在でも何でもなかったから、隣に座っていた男子に話しかけられるなんて思ってもいなくて。
「え?」
なんて、そんなまぬけな返答をしてしまった。
「ーーで、あるからですね、来週のー……」
委員会は、思ったよりもかなりの時間を費やしていた。
私はかなり目立たない図書委員会というヤツで。
地味なくせに、拘束時間はどこのそれよりも長いという、人気ワーストナンバーワンの委員会だ。
最初の委員会決めで、ジャンケンに負けてしまったからしょうがないんだけど。
「はやく終わんないかなあ」
なんて、ペンをくるくる回しながら小さくつぶやく。
終わる時間なんて、気にしたことなかったけど。郁也が待ってるとおもうと、うずうずしてしまってしょうがない。
こういうとき、自分でも気持ちの変化についていけなくてビックリするし、意外と郁也のことがすきなんだなあと気づかされる。
「朝日さん、なんか予定でもあんの?」
ふいにそう話しかけられて肩がピクリとはねた。
私は別に目立つ存在でも何でもなかったから、隣に座っていた男子に話しかけられるなんて思ってもいなくて。
「え?」
なんて、そんなまぬけな返答をしてしまった。