「ひな子ねー、ちょっと貧血みたいなんだ。」



海里ちゃんがわたしの背中を
摩りながら千尋くんに言う。



「マジかよ、大丈夫?ひな子。」


「うん、大丈夫-------」


ーーークラッ


じゃない……


元から貧血持ちなわたし。


頭がクラクラするよ……