「しないよ!何言ってるの⁉︎」


もう……また矢吹くんにドキドキさせられた。



「冗談。ひなちゃん、元気ないからさ。ちょっとからかっちゃった。」


矢吹くん……


「どうした?泣きそうな顔して。」


優しく矢吹くんが私の頭を撫でる。


「どうして……どうして私なの?」