「ひなちゃんのアホ!」


「ひゃっ!」


ひなちゃんの両頬を掴んで俺の方を向かせる


頬もめっちゃ熱い。


「ひなちゃんはわかってない。俺がどれだけひなちゃんに惚れてるのか。」


「……っ」


「あの時、俺焼きすぎてどうにかなっちまいそうだった。あの男に嬉しそうに笑ってるひなちゃんを見てめっちゃ焼いた。」


「や、焼くって……何か作ってたの?」


何、この子……


どこまで天然なわけ?



頭にきたから唇にキスを落とした。


「っ!翔くんっ!熱移ったらどうするの⁉︎」


目をパチパチさせて、文句を言うひなちゃん