「俺、野村さんのこと見てヒトメボレしたんだ。」


「えっ?ヒトメボレ?」



なんで……


わたし、全然ヒトメボレする
容姿じゃないのに。


「ちまちま、ふわふわしてて、すごく純粋そうで可愛くて……この子と話したいって思った。」


「そんなっ!わたしなんかのどこが……」



地味で平凡なわたしとは違って
彼はかっこよくて、爽やかと言う言葉がとてもよく似合う。