千尋くんはわたしの席の近くでしゃがみ込む。



「千尋くん、ごめんね。」


そう言いながら千尋くんの背中に乗っかった。



「全然。つーか、ひな子軽すぎんだろ。」


「そうかなぁ?」


「ちゃんと飯食わないから貧血になるんだぞ?」


「う、ん……」



千尋くんの背中温かい……


そういえば、入学式の時
倒れたわたしを運んでくれたのは
千尋くんだった。



いつも千尋くんはわたしのこと
助けてくれるね。



ありがとう----------