朝起きたら ベッドに寝ていた。しかも目の前には 大好きな人の寝顔がある。

寝ていても格好いいとかズルい…綺麗な瞼に長い睫毛。眉毛も太くもなく、綺麗に整っている。鼻筋はスッと嫌みな程に高く それでいて バランスが絶妙な位置に ふっくらとした唇が付いている…

私は翔君の目が一番好きだ…漆喰の黒の瞳は 汚れを知らない澄んだ瞳で、見詰められると 電流が身体を走って脳が一瞬の内に痺れてしまう。

昨日 翔君の唇が何度も私の顔や 唇にキスをして来た事を思い出す。すごく柔らかい感触の優しいキスだった…

キス魔と言う事は 他の人にもしてるの?

「///そんなの嫌だ…」

「月夢ちゃんおはよう、何が嫌?まさか、一緒のベッドで寝てた事?」

///恥ずかしいから…翔君の顔が見れない。

「ほら、目覚めのキスは?」

え?そんなの無理だよ…カァ~って顔が熱くなって…布団で顔を隠した…

「///こら、俺に可愛い顔見せて…朝一番に月夢ちゃんの顔が見れるとか 最高!」

翔君が昨日から壊れてる…私には理解不能で頭がショート中。また瞼を閉じ夢の世界に逆戻りした…