車が止まり、翔君のマンションに着いたみたいだ。

ここが 翔君の住んでる所なんだ…
お洒落なデザイナーズマンションかな?

「翔君、お洒落なマンションだね…」

「そうかな?中は普通だよ…」

エントランスに入り エレベーターに乗る。
翔君の部屋は、5階の突き当たりの角部屋。

玄関に入り 廊下を通りリビングに入ると…
ベランダから緑の多い公園が見え すごく癒される景色。

「///いいなぁ…このリビング。」

「気に入った?俺 この部屋に入ってリビング見て即決したくらいだし…」

「///ずっと住みたくなるのわかる…」

「月夢ちゃんなら、いつでも歓迎するから おいでよ…」

///またそんな…喜ばせる事言って…翔君て 思わせ振りな言動と行動よくするよね…私勝手に勘違いするから やめてほしいな…

「今度 またお兄ちゃんと来てもいい?」

「勿論だよ。今日ここに来た事は月夢ちゃんは秘密に出来る?」

ニコリと笑う翔君だけど、今は何故かヤバイ空気が流れてるような?

「俺 晩御飯作っとくから、月夢ちゃんお風呂に入って来たら?湯を入れておくよ。」

「私も翔君のお手伝いしようと思ってたんだけど…」

折角 翔君の側にいられるチャンスだから、無駄にはしたくないし…今日はイレギュラーだから、KDKは一旦忘れる事にしたし…

やっぱり自分の家じゃないと、非常事態には対処出来ないし、チキンハートの私は 明日何とかミッション遂行しようと目論む…

ってか…この状況がヤバイんだけど…好きな人と密室に二人きりとか…

///あ~翔君を後から抱きしめたい…妄想が止まらない私は 多分挙動不審だと思う…

「月夢ちゃん やっぱ風呂入って来てよ。サプライズ出来ないしね…」

「わかった…お風呂借りるね。」

「あっ、わかる?こっちだよ…」

バスルームの場所に連れて行かれ、バスタオルを渡される。

「はい、これ使ってね。髪と身体洗ってあげようか?1人で平気?」

クスクス笑われるが 冗談じゃない…

「///もう翔君のエッチ…早く向こうに行ってよ…」

「ハハ…月夢ちゃん焦ってる…可愛い///」

翔君の背中をぐいぐい押して バスルームから追い出した…

ほんと絶対止めて欲しい…こっちはそれでなくても 余裕なんてないのに…

服を脱いで バスルームに入った。赤い顔を 早く直したい。平常心を取り戻すべく、時間稼ぎのお風呂なのであった。