お兄ちゃんに朝からの緊急事態を聞いてもらった…。


「はぁ、まさか月都がそこまで月夢に執着するとは…異常だよ。俺がいうと洒落にはならないけど…ハハ。」


そう言えば ここにも1人の粘着質なたちの悪い人がいた事を忘れていた…


私の回りには まともな人はいない?いやいや、翔君は普通だと思うし、今までだって変な点はなかった筈…。
いや、あれは…あったうちに入るの?


人はノーマルかアブノーマルの境目はあやふやで どちらかに偏りが何らかの原因で 起こりうるって事なの?


顔が綺麗な人が特に 心がぐにゃりと曲がり 普通な考え方が出来なくなってしまうとか?月都君、お兄ちゃん、翔君 全て顔が整って綺麗だ…


猟奇的な要因は顔が原因?


そんなぁ──────
いつ、何時 またへんな事をされるかわからんないとか、怖い。


「月夢今会社か?大丈夫なのか?お兄ちゃん 側にいてやるから、待っていろ…」


いつの間にか電話は切れ、プープーという音だけが耳から聞こえていた。