月夢と志木が 結弦と翔が待つ部屋へと戻った。

「やけに時間が 掛かってたみたいだけど、何してたんだ?

しかも 異様に静かだったし?志木君、月夢に手を出したとかなら、話は別だよ…。」


お兄ちゃんが怖い顔で志木君の姿の私を見てくる。お兄ちゃん…私と他の人に対しての態度が違い過ぎる…


「まさか、向こうで ちょっとした事を確かめてたんですよ。朝倉、次の用意してるよね?」←月夢(志木風)


「ごめんね、お兄ちゃんと翔君。待たせちゃったけど許してね。今からが楽しくなるはずだからね…(俺も本当のところ知らない話だよ。)」←志木(月夢風)


「まぁ二人共 喉が乾いたでしょう。お茶を入れますね。朝倉 手伝って貰っていい?」


「OK。お兄ちゃん、私がお茶を入れてあげるね。」


「ああ///それは、また珍しい。」


「月夢、俺のも月夢が入れてね。」


「翔君、勿論私が入れるからね!」


「朝倉人気者だね。俺のもついでに入れてくれる?」


「もぅ 仕方ないなぁ…」←デレ気味志木


結果的には志木が3人いや自分のも含め 4人分のお茶を入れる事になる。


「志木君、これ全員のに入れてね。」


「わかった…」


「私が入れたと思ってるお茶だから みんな飲んでくれるから 良かったね。」


「そうだな、入れたのは見た目朝倉だけど、実際は俺だから 味は保証されるから安心しろよ…」



「何気にディスるとか酷い志木君…」


「ハハ…で、この薬何?」


「意地悪な人には教えません…」


「飲んで 確かめるしかないとか、怖いモルモットだよ…。」


「では 行きますか。話は適当にお願いするね、見た目私の志木君。」


私には 結果どうなるかわからないけど、普通じゃない状況の場合も有効か?

ただそれだけが 疑問の答え合わせの時間が刻一刻と近付き、ドキドキとその時が来るのを 待ちわびていたのであった───。