お兄ちゃんと翔君が申し訳ない感じで志木君の部屋に入って来た。


「お邪魔します。月夢が無理言ってすまない。知らないうちに お邪魔する事になってたんじゃないか?」


「ハハ、流石朝倉のお兄さん。よくご存知で…。あ、でも大丈夫です。何か大切な事をするみたいなんで…。」


「今晩は、月夢の我が儘に付き合わせてしまい、申し訳ないです。いつも こんな感じで仕事も 振り回されてる感じ?」


「まぁ、だいたいそうですかね?でも、仕事の面では 朝倉、彼女はスキルが高く いつも僕が頭が上がらないので、仕事は完璧ですよ。」


「ねぇ さっきから私の事 かなり酷く弄られてる気がするんだけど…みんな楽しい?」


「ハハハ…やっぱバレてた?」


「月夢、今日はどんな集まりなんだよ?」


「フフ…教えない。」


「///どんなだよ!」


「俺には教えてよ…。」


「仕方ないなぁ…。」


「あのね…───────で

─────して、───なの。」



耳元で月夢が志木に囁く。


それは 見ている結弦と翔は羨ましそうに見詰めている。


「わかった///。ヤバい。それ実現したら…とんでもない事だ。朝倉、やっぱ天才だな…。俺お前を越えれそうにないって 反対に落ち込むよ…。」


「志木君、大丈夫だよ。これは志木君がいて出来たんだからね。私だけじゃ無理なんだから…わかった?」


「朝倉いいやつだな///」


「お二人さん、かなり盛り上がってるところ悪いけど、俺らさっぱり意味不明で どうしたらいいか困るんだよ。」


「あっごめんね。志木君にも 内緒で進めてた事だから 段取り悪くて。

お待たせしました。用意してくるから、お兄ちゃん、翔君は座っていて?」


さてと、後は─────。


「志木君、二人っきりになれる場所って、何処?寝室ってあっち?」


「//////朝倉?」


「なっ?」


「は?」


流石、月夢────


この緊張感の中、天然パワー炸裂で 男共のハートをノックアウトするには 時間は瞬殺で容易かったのであった…