定時後に翔君に電話した。

「月夢お疲れ。今日１日頑張ったね。とりあえず、今から月夢の会社の地下駐車場まで車を回すよ。

それで伏せて乗り込み 脱出する作戦で行くよ。月夢変装バッチリして乗り込むんだよ。

俺も変装決めて乗り込む。こうなったら このミッション楽しもうな。」


「わかった。翔君って変わってるね。でもそう考えたら 実験的な感じみたいで楽しいかも…。」


翔君がいたら、困難もチャレンジになる。逃げじゃなく攻めで行くとか、相手の裏を読む攻撃に 素晴らしい作戦だと思う。


私は念には念のヘルプを頼んだ。私も今日少ない時間の中で 作戦は立てたつもり。これには 志木君の協力も必要になった。


それとは別に まだ実にはなっていないけど、近い内に手立てを思案中で、これ成功するとすごいと自分でも思う。


～♪～♪～


「月夢、後５分で付くから 地下に降りて来てね。」

「翔君、理解です。」

果たして スムーズにパパラッチの目を盗んで 脱出出来るのか…私は────車に乗り込んだ。