沢山のSHOPバッグを執事の人が車に運び また二人車に乗り込み 今度はちょっと郊外へ移動する。


何処に行くのかと思いきや、人里離れた場所にある オシャンティなカフェ。

でもここって、知ってる。予約が取れなくて有名だから──。


「汐俚さん このお店有名ですよね。確か予約が一年取れないって…。」

「そうね。だけど私が電話すれば、直ぐに席はキープ出来るのよ。ここのオーナーとお友達だからね。」

店に入ると、直ぐに給仕の人がやって来てVIPルームに連れて行かれ 特別扱い?


「汐俚、来てくれたのかい?」

「KEN久しぶり!」


ここって外国だった?みたいな挨拶が目の前で繰り広げられびっくりする。

滅茶苦茶渋い40代であろうオーナーらしき人と目が合う…。

「汐俚、今日は娘の様な可愛い子を連れてるじゃないか。誰なんだい?」

「それがね、翔の彼女なの…あり得ない位に可愛いでしょ?」

「汐俚には負けるけど、滅多にいない可愛いらしい子だね…。」

と私に近付き、キスをされて固まってしまった…