翔君はキッチンに行き 戻ってきた。手にはお酒とおつまみを持っている。

「月夢 少し飲もうか?その方がリラックス出来るから…」

翔君は優しく私に接してくれるけど、自分が昨日から今日した翔君を完全無視した事は かなり酷いと思う。

「翔君、本当にごめんなさい。」

「もうこれからは止めて。お願いだよ。もう月夢は俺のなんだからね…」

「///俺の?」

「そう、もう誰にも渡さないから…。」

ちゃんと、話そう…翔君に隠し事をしたくないから。

「翔君聞いてくれる?昨日あった事を…。」

「ああ、全て話してよ…。」

「わかった。全部話すよ…。」

「昨日ね、家に帰ってから お兄ちゃんがお茶を入れてくれたんだ。そのお茶の中に 媚薬が入っていて…それは私がお兄ちゃんのいう事を効くという薬。」

「は?何その薬?それで、月夢それ飲んだんだね?」

「うん、お茶の中に入ってたみたいで飲んだよ。それから…」

私は翔君に話をしだした。包み隠さずに…