「ん......。」

重たい瞼を開けると、隣にいたはずの蒼空がいない。

「蒼空!?」


「おっ、やっと起きた。」

「疾風。帰ってたの....。」

今日は朝早くからバイトで出かけていた疾風が帰っていた。


「おぉ。帰ってきたら蒼空と沙羅は起きてるのに稜馬と姉ちゃんはぐっすり寝ていた驚いた。」

「ごめん...なんか眠たくなっちゃって。」

「べつに大丈夫だよ。」

「ん......」

まだ寝ていた須佐が目を覚ました。

「おはよう。」

「おはよ。」

「おはよう稜馬。」

「おはよ。お帰り疾風。」