同期のあいつと私の家族


「蒼空。ぶつかったんだから、お兄さんにごめんなさいは?」

「....ぶつかってごめんなさい。」

謝る姿さえかわいくみえる蒼空....。


「俺は大丈夫だ。今度からは気を付けるんだぞ?」

須佐が蒼空と同じ目線になるようにしゃがみ、頭を撫でる。

「うん!」

蒼空も嬉しそうに元気に返事をする。

「....なんか意外だね。」

「なにが?」

「須佐が子どもに優しくしていることが。」

「なんだよそれ。....それよりこの子は?まさかお前...けっこん「してません。」

「だよな。....じゃあ...弟?」