同期のあいつと私の家族



「ぶつかってすみませんでした。」

とぶつかった人に謝る。

「俺は大丈夫だけど」

あれ、この声どこかで聞いたことのあるような.....。

「あっ」


なんて思い顔を上げて顔を見てみると見慣れた顔があった。


「須佐?」

「よぉ。お前今朝の約束忘れて定時ぴったしに帰りやがてって。」

「あれはちゃんと断ったでしょ。」

「お前が無理やり終わらせたんだろうが。...まぁいいや。でこの子は?」

須佐は私の足にしがみついている蒼空に目を向けた。