私たちは言葉通り
久しぶりに二人の時間を堪能し
ゆっくりと、のんびりと
イチャイチャしながら1日を過ごした


「楓、結婚しよう」



それは突然で
しかもその言葉はベットの中で
二人とも全裸でダラダラしていた時



『…えっ?』


「返事は?」



『…うん、』



あまりにも突然で
そう返事をするのがやっと
しかも、その返事を受けた亮平さんは
鼻歌を歌いながら
シャワーを浴びに行ってしまった


プロポーズって、こんなものなの?
指輪とか、パカってやつとかないの?


現実は違うのか、と落胆してしまう
でも、その時の私は全く気がついていなかった
まさか次に眠りから目が覚めた時に
婚姻届も結婚指輪も
全て用意されていたなんて知るよしもない