『亮平さんっ、ベットで休んで』



ソファで石のように動かない亮平さん
お風呂から上がってソファに身体を預けていた

食べられる?と
時間と身体のことを考えて
にゅうめんとおにぎりを出すと
ものの数分で完食してし
ものの数分で寝入ってしまった


何度か声をかけたが
全く起きる気配がない
ベットに担いで行けるわけもなく
しかたなく薄手の毛布をかける

熟睡している亮平さん
お風呂に入ったはずなのに
髭はそのままだ
多分、疲れ過ぎて
面倒だったのだろう



『お疲れ様。…ごめんね。おやすみなさい』



明日、ちゃんと謝ろう
家族でも恋人でも
言っていいことと
言わなくてもいいことがある
わかっていたはずなのに
感情に任せて言った事を後悔する