そして、数日後
私は心に蓋をしていた事を全て
亮平さんにぶつけてしまった
ある日の夜
亮平さんは疲れた様子で帰宅した
口数も少なく
食事も無言で食べ
何も言わずにお風呂へと向かっていった
疲れてるんだろうけど
あまりにもいつもと違くて
何かあったのだろうかと心配になる
お風呂から上がってきた亮平さんに
ビールを渡したら
「さんきゅー」と返ってきたので
お風呂で少し気持ちが落ち着いたのだと
安堵した時
亮平さんのスマホが鳴った
スマホの画面を見た瞬間
亮平さんの顔が険しくなる
「はい」と電話に出てすぐ
リビングから出て寝室へと入っていった
大丈夫かな?と
寝室のドアに耳を当てると
亮平さんの声がとても不機嫌だ

