目がさめると、まだ陽は登っておらず
もう一度眠りにつこうとしたが
となりに誰もいない事に気がついた


亮平さん?


トイレかな?と思い
眠りにつこうとした時
亮平さんの声が聞こえてきた


何?誰?、と
眠たいカラダを起こし部屋のドアの前まで来た時
亮平さんが誰かと話しているんだとわかった


時計を見ると夜中の2時
こんな時間に誰と電話?
ゆっくり音を立てずにドアを開け
亮平さんの様子を伺う

ドアの隙間から見えた亮平さん
私に背中を向けているため
表情はわからないが
携帯を耳に当てているのは見えた



「何度も言うが、もう終わった事だ。もう連絡はやめてくれ。楓を不安にさせたくないんだ」