亮平さんの出発日が迫っていた 頭ではわかっていても やはり切なくなる それと 長年勤めていた会社を辞め 知らない土地へ移り住むという不安 両親とのわだかまり なによりもそれが一番胸につっかえていた 何度か父に連絡しようかと スマホとにらめっこをしたことがあったが また姉のことで嫌な気分になるのは嫌だった 「大丈夫か?」 眠る前 どうしようもない不安にかられる時がある それを察知してくれる亮平さん 不安を消してほしくて 私は亮平さんを求めてしまう