亮平さんの出発日が迫っていた
頭ではわかっていても
やはり切なくなる
それと
長年勤めていた会社を辞め
知らない土地へ移り住むという不安
両親とのわだかまり
なによりもそれが一番胸につっかえていた
何度か父に連絡しようかと
スマホとにらめっこをしたことがあったが
また姉のことで嫌な気分になるのは嫌だった
「大丈夫か?」
眠る前
どうしようもない不安にかられる時がある
それを察知してくれる亮平さん
不安を消してほしくて
私は亮平さんを求めてしまう
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…