「本当に、いいのか?」
『うん。一緒にいたいの』
話そう、と言った週末
てっきり私の部屋へくるのかと思っていたが
珍しく亮平さんの部屋へと誘われて
前日からお泊り
会って早々
「大丈夫か?何かされてないか?」と
心配する言葉をかけてくれる
そんな亮平さんが好き
だから亮平さんと一緒にいたい
離れたくない
私が決めた事は
亮平さんについていく
長年勤めた会社は辞めたくない
いつも私を心配してくれて
たくましくもある後輩の里奈
住み慣れたアパートや町から
離れるなんて
今まで勇気がなく生きてきた
でも
恋愛は二度としないと決めた自分を
好きになってくれた

