お風呂でしっかり温まって眠るんだよ、
そう言って亮平さんは帰っていった
亮平さんがいなくなり
部屋に一人…
一人の時間が冷静さを取り戻してくれる
私、なんて事を言っちゃったんだろ…
姉のことも
亮平さんの異動
頭がごちゃごちゃ
だからって…
『私も連れて行って』
亮平さん、驚いただろうな
「うん、一緒に行こう」
そう優しく抱きしめて言ってくれた
でもそれは
私を安心させるための言葉だってわかる
静まり返った部屋に大きなため息が響く
亮平さんに言われた通り
お風呂に入ろうと準備を始める
その間もため息ばかり
言ってしまった後悔
明日、謝ろうと決めた

