「亮平!どういうことよっ!?」




それは血相を変えた玲奈だった
亮平さんのデスクまできた玲奈は
亮平さんを睨みつけていた




「聞いた通りだと思うが?」



無表情に近い冷たい視線
玲奈は怒りをあらわにし
亮平さんの頬めがけて手を振り落とす



「私を騙したわねっ!」



玲奈の手は亮平さんの手で払われた
それでも収まりつかない玲奈



「騙す?悪いが俺はもともとやり直したつもりはない。お前も笠原さんも…悪さが過ぎたんだ」


それと、と付け加え


「俺の大事な女を傷つけるやつは、絶対許さない」



ようやく、理解した
今までの行動は私のためだったんだと…
亮平さんの心は何も変わってなかった