部長、…亮平さんとはうまくいっている
いつも私のことを気にかけてくれ
優しいし、あたたかいし
何よりも…甘い


そんな状況、嫌なわけがない
初めは戸惑ったが
今では居心地が良い
そして
手放したくないと思っている


私の前にも
亮平さんの前にも姿を見せなくなった玲奈さん
私たちが本当に付き合っていると理解したのだろう
これでいい、
何も気にせず
私は亮平さんとの先を
考えたらいいんだ



先、なんて
まだまだ早いと思っていたが
それを切り出してくれたのは亮平さん



「社内だし、結婚前提って公表した責任はある取る。時期が来たら、楓にプロポーズするから。それまで待っててくれないか?」