『ふ、ふぇ……』
幸「大丈夫?何もされてない?」

『こ、怖かった…っ!!』
幸「ごめんな、一人して。」

『あ、あ、そうだ……さっき話してた女の子たちは……いいの?』

幸「女の子たち?……あぁ、久しぶりに小学校の同級生と会ったんだよ。別に何にもないよ、それがどうかしたの?」

『う、ううん……っ』


幸「ジュース、はい。」
1本分のジュースが、幸君の手に握られていた。

『え、幸君の分は……?』
幸「いらない。はい、どうぞ。」

『あ、ありがと……』
レモンティー……美味しいなぁ……。

幸「はぁ……」
急にため息をついた幸君。……え、なにかしたかな……?

『な、なななにかした?』
幸「いや……さっきはまじで焦ってさ。…………さっき、あいつらに触られてたの見て、触んじゃねぇよとか勝手に思って……めっちゃモヤモヤするし。

ありえねぇぐらいムカついたし……ほんと、やばかったから。」