陸said

悠「なぁ陸は永遠のことどう思う?」

陸「嫌いだ俺の嫌いな女だそ?」

悠「まぁそうだけどさ」

ん?あの女どこかで

悠「おいあれって永遠じゃねぇの?」

だよなあんなとこで何やってるんだよ公園なんかで

しかも悲しい顔してるし

陸「あいつ悲しい顔してるぜ」

悠「永遠〜?何やってるんだ?」

悠が大きな声で呼んだらびっくりしたように後ろを向いた

陸「おい大丈夫か?」

『だ、大丈夫それじゃ』

悠「ちょっと待ってその手どうしたの?」

悠がそう言って見てみたら血が付いていた

『別に怪我......』

陸「怪我でこんなに血が出るのはおかしいだろ」

『お前達に言われたくない』

悠「永遠俺たちのこと信用してねぇの?」

『お前達だって僕のことを信頼していないだろ女嫌いには言われたくない』

正直びっくりした俺は女嫌いのオーラを出していたが悠までも女嫌いって言うのはいつもは女好きっていう雰囲気しか出さないのに

悠「何で知ってんだよ!?」

『別に......勘?別に僕はお前達の過去とかは興味はない手離してくれない?帰りたい』

悠「なぁ俺の過去聞いてくれるか?」

『どうぞ?』

こいつはただ者じゃないと思った悠が殺気を出しているのにそれにまた喧嘩を売るように言って悠に過去を話させるとは

悠「俺さ裕福な家庭に生まれて幸せだったんだよ親も仲良しだしでも俺が熱で学校休んでる時親父が帰ってきて女連れてたんだよそれでそのまま寝室に行ってその日に親父はお袋に金と離婚届を出して出ていったんだその時こう言われたよ(俺はお前が嫌いだったんだ今まで仕方なく世話してやったけどなこれからはあの女と暮らせ)って鼻で笑われたんだ」

『ふぅーん』

陸「じゃあ俺も話すか
俺は小さい頃に両親が離婚して父親に引き取られたんだそれから親父は女遊びに行って少しした時親父といつもいる奴が俺のところに来て無理やりヤったんだ」

『言っておくぞ過去に何があったかは人それぞれだでもそこからどうやってその過去を忘れるかが重要だ過去のせいで自分も女遊びをする必要はない...それにお前達はこの話をしたらみんなが離れていくと思ってたでも話してもみんなは今まで以上に自分たちを心配してくれただから今の仲間を失いたくないそうじゃないのか?』

陸「そうだな...蓮たちに話しても離れていかないし今までの人とは違ったな」

『それに陸お前自分の弱いところを見せたくなって俺って言ってるんだろ?本当は僕って言いたいんじゃないのか?それに喋り方も直したらどうだ?疲れるだろ』

陸「そうだね気づいてたんだ僕の本当の姿に」

悠「永遠凄いな」

『お前もだぞ親父がなんと言ったからって自分も女遊びをする必要は無いもうやめろよみんなが心配してるぞ』

悠「あぁこれからはやめるよ」

陸「僕永遠のとこだーい好き!」

ギュッ

『抱きつくな』

悠「俺もだーい好き!」

『やめろ離れろよはぁー』

陸「これから僕たち倉庫行くけど永遠も来る?」

『いや用事があるからまた明日な』

悠「分かった!待ってるぞ!」

永遠ありがとう......

ヒラヒラ

永遠はそれが聞こえたかのように手を振った