あの日を境に、あの四人と一緒にいる時間が増えた。

あの四人はよく屋上にいてお昼とかに呼んでくれることも!

そしてわかったことがあるの。

四人は、暴走族で影狼(かげろう)という名前らしい。


そしてある日、要さんに
「明音、俺たち影狼の倉庫に来ないか??」と聞かれた。


(心の声)
ん?倉庫??

??を浮かべている私に迅さんが簡単に説明してくれた。

「倉庫っていうのは俺らが集まっている所なんだ!」


(心の声)
私が行っていいとこなの?

「明音ちゃんは他の女たちとは違うでしょ?
あ、やっぱ、いや??」
と迅さんが言った。


(心の声)
他の女??
嫌じゃないし…


『あ、あの!行きたいです!




でも、私が行ってもいいんですか??』




「「「うん!!行こいこ!!」」」
竜也さん、迅さん、律さんの三人が揃ってそう言った。


要「じゃぁ、行くか」


そして、倉庫に行くことになった。




(心の声)
乗り方わかんない…



てゆうのも今、目の前にはおっきくて厳ついバイクがおいてあって、、

乗れずに立ってると要さんが「あ!」って顔をして持ち上げてくれた。

(心の声)
っえ?今何が?

状況がつかめない私。

「お前、軽いな。」
と、要さんが⁉︎

『え、、、て、私バイク乗ってる?』

そう、なんでかバイクにまたがってた。

「明音ちゃん、面白いなー。
要が乗せたんだよ?」

その言葉で今の状況がわかった。

(心の声)
は、恥ずかしいー。
つまり、抱っこされたってことぉ。

真っ赤になる私を見てみんなが笑ってる。

そして、
「じゃ、行くか!
捕まってろよ?」

そう言って私の手を自分の腰に回した要さん。

ガッシリした体にドキッとした。


ドキドキしながらもちょっと怖かったから腕に力を入れてギュッと掴んだ。


ブォオオオオンと地響きのような音がしてすぐに涼しい風がきた。