「ねえねえ、玲香の名前どーする?」
「んー普通に玲香って平仮名でよくない?」
「え!菜々が決めたい!」
「いやあんたが決めたらもう意味わかんないことになるから!」
田中さんに「少し五人で話といて!」って五人にされた。
私抜きで喋ってるというより私の戸惑いが隠せなくて私が無言なだけ。

てか今どきのアイドルって地下アイドルとはいえこんなブスでもなれるの?
え?なんで?私こいつらと同じにされてんの?ショックでしかないんだけど、、、
「ん?玲香ちゃん?」
「あ、、」
確かに女子のどろどろ感はないにせよきっとここで私が学校でいる時みたいに話を合わせてたら疲れる。
だから、、、
「ごめ〜ん、私みんなとキャッキャッするためにアイドルになったんじゃないんだよね〜!」
はい、言いました。
みんな唖然としてる。
よしアイドルとしてはこの顔でいよう。
自分より下や利益のない人にに気に入られようとしないことはどこでも変わらない。


よし、お前らがブスならそれを利用するだけだ。

私のアイドル人生が、始まった。