私は大原 玲香。
高校一年生。

一般家庭よりは裕福な家に生まれて
親から愛されて育って
そのお陰でいつの間にか勉強完璧でピアノがうまい美少女という印象を持たれている。
自分で言うのも気持ち悪いんだけどね。

「玲香〜〜」
「きゃ〜みなみ久しぶり〜〜」
待ち合わせしていた友達と合致。
彼女は山本 みなみ。
私より三つ年上の大学生。
雑誌の専属モデルをしながら看護学生をしている。
「やっばいね久しぶり!最近実習忙しくて会えなかったんだよね〜」
「やっぱ実習って大変だよね〜よし遊ぶぞ〜」

え?なんでただの高校生がモデルの大学生なんかと友達かって?
私は自分より立場が上の人としかつるまない主義。
みなみの場合年齢も努力も顔も私より勝っている
だからもしみなみがモデルやめて看護学校退学してブスになったらすぐに私は友達をやめる。
自分より下の人間と付き合ったところで自分のプラスにはならない。
そう、全部は自分。自分のためだ。