今日はレッスン。
事務所に足を運ぶのも慣れてきた。

__ウィーン(ドア)
「ちょっと!ねえ!」
「はい?」
メンバー四人が駆け寄ってきた。
あぁ、あれ以来だ。
「なんでお前が第二センターなの?」
情報がはやいなあもう。
「この前あんなに生意気な口聞いて何でしゃばってんの?無理矢理優しく振る舞って迎え入れたのにさ?」
気が強そうこわ〜い。
「ほんとに〜!!最っ低〜!丸岡に金でも渡した?」
いやお前社長のこと丸岡って呼んでんのかよ。天然キャラどこいった。
「別にそんなに可愛いわけでもなくない?どうせ整形とかしてるんでしょ?」
整形してると思うのに可愛くないと思うの?

私は涼しい顔で荷物を置きながら言った。
「第二センターと決めたのは社長さんです。悔しいならどんな方法でも奪ってみてください。私には今ファン0人ですし」
悔しそうな顔をしているのが目に見える。

「ごめん遅くなった〜みんな揃ってる?な?よし!レッスンを、、」
マネージャーが小走りでこちらへ来る。
「田中さん。私たち新メンバーなんていりません。」
リーダーの結子さんが言う。
「あ〜ごめん会話ちょっと聞いてた。悪いが今のお前らには玲香が必要だ。ルックスの面しかわからないが、彼女には何かあるらしい。と社長が。」
また悔しそうな顔をする四人。

あの社長が一体私の何を知っているんだろう。とは思うがスカッとした。
「じゃあ、始めるぞレッスン」