「キャノン撃ちます!」

まどかはマウスを、ダブルクイックすると、ガンスロンの右の砲台から、光の槍が放れた。


しかし、光の槍は急所を外れ、鷹の翼を突き破り、炎上させた。

さらに苦しみ悲鳴を上げる鷹の声に、真由は耳を塞ぎながら、丸くなった。


「仕方がありません!」

まどかは、さらにマウスを走らせると、

「残りのミサイルを使います」

ガンスロンは、ミサイルポットにある残りをすべて、発射させた。

「一発で、楽にしてあげたかったけど……」

(ごめんね)

まどかは、ミサイルの雨の中で、死んでいく鷹を見つめた。