またね。

とぼとぼと廊下を歩き、中庭が見えるところまでやってきた。

キミはいるかなと見てみたけど、やっぱり居なかった。

昨日のまたここで会おうって言うのは嘘だったのかな?

それならそれでいいや。変に期待して裏切られるよりもずっといい。


自分の病室に向かうためまた歩き出す。

病院には相変わらずいろんな人がいるなぁと思いながら

去っていく人たちを見ていた。

私よりもずっとずっと元気そう。笑い声だったり

楽しそうにお喋りしていたり、走り回っていたり、

とても病気とは思えない。

皆、治すために頑張っているのかな?

だからあんなに明るくてちょっと活気じみている。


私の階・・・9階には私一人しかいない。

人なんて誰もいない。なんか特別?扱いされている。

小さいときからずっと一人でメチャクチャ広い病室にいる。

最初は寂しかったけど今は全然寂しくない。

むしろ、一人で良かったって思う。