やっぱり、何をしててもキミが気になる。

1回会っただけなのに。

私どうしちゃったんだろ。

こんなんじゃ無かったのに。

私は一人。友達なんて作っちゃダメ。

一人でいなきゃ。じゃないと……。


いつのまにか私は眠っていた。



起きたのは、夕飯の少し前。

すると、看護師さんが病室に入ってきた。

「ウイちゃん?今日のお昼どこに行ってたのかしら?
ご飯も食べないで。心配したのよ?」

少し怒り気味に言った看護師さん。

どうせ、心配とか言っといてほんとは何とも思ってなかったくせに。

『ごめんなさい。少し散歩に行ってたの。』

"優しい"私はいい子を演じる。

「そう。でもご飯はしっかり食べなさい。治るもんも治らないわよ。」

ベッドの上にあるテーブルに今日の夕飯を並べていく。

しかも、私の大嫌いな物たちばかり。

この人は私をいじめたいの?と思いながら、

出されたものを食べ始める。

「食べ終わったら端に避けといてね。」

と言い病室を出ていく看護師さん。