あなたを一途に想うほど。


「今日なってもらった係会は今日の放課後からあります。
皆、サボらないように‼︎」


えぇー、今日からあるの?


ダルー...



めんどくさい。

ガラガラー…


指定された教室に私は行った。


「ここら辺でいいや。」


空いてた席に座ってぼーっとしてた。





「あの、隣いいですか?」


「あ、はい。いいです...よ⁈」


すっごくびっくりした。

だって声をかけてきた人は、憧れの凛君だったから。



「ありがとうございます。
俺、河原木凛って言うんです。
…あなたも一年生ですよね、」


私の学校は学年によって制服のリボンの色が変わる。


一年生は黄色。
二年生は青。
三年生は赤。


ってか、凛君、名乗らなくても名前分かるよっ‼︎


あぁ、隣の凛君からキラキラが放たれてる。


「あ、私は英舞って言います。
あの、同学年なのでタメで話しません?」


「そうだね、敬語なんでおかしいよね。ねぇ、英舞ちゃんって呼んでいい?」


「うん‼︎じゃあ私も凛君って呼ぶね‼︎」


私、頑張った‼︎

いつもならスラスラ話せるはずなのに、凛君を前にすると口が回らない。


それでも頑張って話した‼︎


凛君が隣にいるだけで胸がドキドキする。



はぁ〜…

幸せ。