ふたりの彼女と、この出来事。(旧版)

「でも私、固形物食べられないの」

ウワッ!それはストレートに言い過ぎじゃないかっ!

「あっ、そうなんだゴメンなさい…」

とシュンとなる広海君。

(あっ、そうか)

広海君はミライが病気だと思い込んだままなんだ。

「ねえじゃあ、飲むのは大丈夫?お酒は?」

と気遣うように尋ねる広海君。

「うん。飲むのは大丈夫」

と微笑むミライに、広海君がパッと明るく声を上げた。

「よかった。じゃあ行きましょセンセッ!」

っておい、勝手に決めるなよ。

(…ま、いいか)

とりあえず食べられない事はゴマかせたんだから何とかなるだろ、と途中コンビニに立ち寄ってつゆや薬味やツマミを買い揃えて帰った。