「待ち望んでいたこの日がようやく来たよ。ヒューマノイドの真の意味での完成形の誕生と言ってもいい」
と所長が、振り向いてポンと肩を叩いてきた。
「新しいミライを君に託す時が来た。さあ!」
と所長に導かれて、台座に立つミライの正面へと歩み寄った。
(新しいミライ…)
目の前に立つ、微笑を浮かべて止まったままのミライを見つめた。
「さあ、ノーマルモードで再起動と声を掛けてやってくれるかい」
所長の声に、一瞬ゴクリと息を呑んでミライの肩に手を掛けた。
「…ノーマルモードで、再起動」
と呼び掛けると、ミライがピクンと反応した後、瞳に静かに光が満ちて、身体を小刻みに震わせ始めた。
(ミライが戻ってくるのか)
ふと、広海君の顔が浮かんだ。ミライが戻って来るのはいいけど、広海君との関係は壊したくないな~。
(…ま、なんとかなるかな)
慌てずミライが動き出す時を待つ。と一度瞼を閉じたミライが、飛び立つかのようにクッと伸び上がった。
(いよいよだ!)
と前と違い、一旦静かに体を元に戻していくミライ。やがて正面に立つ僕を見つめるように瞼がゆっくりと開いた。
「タカシ…」
久しぶりに聞く、天使のような愛らしい声。
「ミライ」
微笑んで呼び掛けると、ミライがとっても嬉しそうに、ハニかんだ笑顔で応えてくれた。
と所長が、振り向いてポンと肩を叩いてきた。
「新しいミライを君に託す時が来た。さあ!」
と所長に導かれて、台座に立つミライの正面へと歩み寄った。
(新しいミライ…)
目の前に立つ、微笑を浮かべて止まったままのミライを見つめた。
「さあ、ノーマルモードで再起動と声を掛けてやってくれるかい」
所長の声に、一瞬ゴクリと息を呑んでミライの肩に手を掛けた。
「…ノーマルモードで、再起動」
と呼び掛けると、ミライがピクンと反応した後、瞳に静かに光が満ちて、身体を小刻みに震わせ始めた。
(ミライが戻ってくるのか)
ふと、広海君の顔が浮かんだ。ミライが戻って来るのはいいけど、広海君との関係は壊したくないな~。
(…ま、なんとかなるかな)
慌てずミライが動き出す時を待つ。と一度瞼を閉じたミライが、飛び立つかのようにクッと伸び上がった。
(いよいよだ!)
と前と違い、一旦静かに体を元に戻していくミライ。やがて正面に立つ僕を見つめるように瞼がゆっくりと開いた。
「タカシ…」
久しぶりに聞く、天使のような愛らしい声。
「ミライ」
微笑んで呼び掛けると、ミライがとっても嬉しそうに、ハニかんだ笑顔で応えてくれた。

