「先輩おめでとうございます」


なんてそこらじゅうで響きわたる。
美晴の周りにもレディースの子達が集まって泣いていた。



「卒業か…早かったなー…」
「確かに早かったね」
「美晴…もう後輩たちはいいの?」
「うん、もういいの。どうせ倉庫行けば会えるしね」
「確かに」


なんで笑いあった事私は忘れないよ。
なのに美晴…どうしてあなたは今は私の隣に居ないの?


「今日どこかいく?」
「あー…私美晴に話したいことがあるんだけど」
「屋上でも行く?」


私の顔を見て察してくれたのか、誰も居ないところを選んでくれるあたりいい親友を持ったなって改めて思うよ。