美羽:出来たね?、これでメロディ作りやすいよ。


瞬太:うん、歌詞が出来たから俺は部屋に戻るから美羽ちゃん、明日ね…。


美羽:うん。


-夢空さんが来たので、瞬太はドラムを片付けて部屋に戻った。数日間美羽と過ごした時間がかけがえのない物になっていた…。いよいよ龍也が退院する前日になり、嬉しさからなかなか眠れなくて優さんに渡された紙を見て想っていてくれた事に気づいた。遅くなってしまったのでメモを優さんの部屋の下に置いて起きた時に見れるようにした…。


夢空:美羽ちゃん、復習の続きと通信教育受けさせてもらえるように連絡しよう?。さっき俺にもメールが来てて、明日龍也が退院すると書いてあったよ、俺は用事があるから行けないけど瞬太と優が送ってくれるから明日からは龍也と一緒だよ。


美羽:ありがとうございます、龍也に出会ってここに来れた事で変われたので良かったと思っています。母親に連絡します。


夢空:うん。美羽ちゃんが来てくれた事で瞬太と優も変わってるんだ、特に瞬太は一人でも頑張ろうとするようになってきたよ。


トゥルル-。


美羽:もしもし母さん、お願いがあるの。通信教育受けさせてください。