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「…だいちゃん」


「お、ナナ」


「遅くなってごめん」


「いいっていいって、気にすんな」



待ち合わせ場所でひとり、待っていただいちゃん。



" オシャレな大学生 "


そんな言葉がぴったりなだいちゃんは、壁に背を預けてスマホをいじっていた。



「…ひさしぶりなのに、ごめんね、ほんと」


「強風で遅延してんだろ?しかたねーだろ。な?」


「……ん」



だいちゃんは微笑みながらあたしの頭を優しくなでる。



…安心する。


だいちゃんになでられるの、好きだなあ。