あれから雪は5日間降り続けた。


なんとなく行きたくなくて、でもやっぱりナオくんの顔を見たくて私は家を出た。


雪はもうやんでいて、肌を刺す寒さだけが残っている。


久しぶりの病院で、少し緊張しながらナオくんの病室まで行った。


「ナオくん…」


そっと病室のドアを開けて中に入ると、ナオくんは眠っていた。