「はーあ…」



私は部屋に置かれたノートタイプのパソコンを溜め息つきながら眺めていた。



部屋に響くのは、マウスを押す音と、時折キーボードのカタカタという音が響いている。



画面に映るのは…



『絶対出会える! 出会い系サイト ふぉーえばー・らぶ』



と派手なピンクや赤などで彩られた画面が映っている。



「募集しても変な人しか来ないしなー… やっぱここもハズレだったか…」



私の名前は早瀬 渚。



恋に飢えている17歳の高校生。



日頃学校も行かず毎日パソコンばっかやってるよ。



親はいない。理由は…思い出したくない。