「そっか〜。

あんまりムリしちゃだめだよ?」




美人で、大人っぽくて優しい麻美に心配をかけてしまうなんて…

私ったらなんて奴だ!





「大丈夫!」


「ほんとの本当に?」


「うんっ」





パッと笑って見せると、なぜかため息をつく麻美。

ええっと…な、なんで…?





「もう、どうして千紗は1人で抱え込もうとするのかなーっ」


「えっ」


「無意識なの?そういう性格なのっ?」


「え、麻美…ってちょっと!!スマホ!」





いきなり机の上に置いておいた私のスマホを手にとって、

バッとロック画面を見せた





「これ、私が気づいてないとでも思った!?」


「うぐ…、お、怒らないで…!」